新 かんおんの森から

平和のカンナの花が咲きました!
☆学校だより『新かんおんの森から』20号で紹介した
平和のカンナ。
夏休み中に,真っ赤な花を咲かせまし
た。
東日本大震災の被災地でも平和のカンナが
開花の
時期を迎えたそうです。
平和資料館に,カンナの花が
写った写真の説明に
「焼け跡によみがえった緑に,
人々は生きる勇気と希望を取り戻した」とあります。
被災地の方にきっと勇気と希望を
与えていることで
しょう。
カンナを通して,広島と東北の被災地とが
つながっています。
観音小学校を来校された際には,

力強く咲いているカンナをご覧ください。
8月6日原爆の日集会 「二高慰霊際の報告」

66年前の86日,二高(今の観音中学校)の生徒と教師,250名余りが,
建物疎開作業のため平和公園の近くで作業をされていて,原爆にあい,
全員が亡くなられました。
その方々の霊をなぐさめるために,中国新聞社本社前にある慰霊碑前で行う慰霊祭が
二高慰霊祭です。観音中学校の生徒会が運営して行われます。

☆今年も85日に5,6年運営委員の子どもたちが参列し,
全校児童で作った折り鶴を献納しました。報告会で話した児童の感想の一部を紹介します。

花をお供えするときの悲しそうな表情を見て,何十年たっても,
大切な人を失った悲しみはなくなることはないんだと思いました。


家族を失われた遺族が,苦しみ悲しみに負けず,生きていらっしゃることを考えると,
ぼくたちは家族がそばにいるだけで幸せだと思いました。
これからを生きるぼくたちがこのことをずっと伝えていかなければならないんだと思いました。

慰霊祭の片づけをしている中学生の姿を見ながら,
何か伝えたい「思い」があるんだろうなと思いました。
私たちも,平和について考えるとき,「思い」をもって学習に取り組みたいです。

自分自身が,いじめや暴力をしない,している人を注意する。
そんなささいなことかもしれないけど,人を思いやる気持ちをもって行動し,大きな平和にしたいです。

「人から言われて平和を考えたり,願ったりするものではないな。」と思いました。
本気で平和を願い,戦争や原爆の恐ろしさを自分で調べて,きちんと知ることが大切だと感じました。

自分一人が調べる。自分一人が平和を祈ることだけで終わるのではなく,
慰霊祭を開くことで発信したい,と考えたのだと思います。

「平和について自分たちは考えているよ。」と伝えるために,ご遺族の方や二高同窓会,
二高会職員の方に参加していただいているのだと思いました。
観音小学校の平和集会で掲げた「相手のことを考えて」というテーマについて,改めて考えました。

私たちは,原爆が落とされたヒロシマに生まれたからこそ,自分たちにできることを,
真剣に考えていかないといけないと感じました。
自分たちも語り継ぐことで,平和につながることを信じていきたいです。

私はよく家族や友達とけんかをしてしまって,相手の気持ちを考えない言葉を言って
傷つけることがあります。相手のことを考えない言葉や行動が,大切な人を守れない,
何十年間ずっと辛い思いをさせる戦争につながっていくのだと思います。

   

お礼
☆7月31日(日)学校施設被害の報告を受けてから1ヶ月間,心配していた学校施設への被害,
火遊びの形跡も全くなく,無事831日(水)の前期後半の始業を迎えることができました。
観音交番を訪問し,夏休み中のパトロール強化のお礼と今後のお願いをしました。

 また,特に保護者の皆様には,気を配っていただき大変感謝申し上げます。ありがとうございました。
今後も子どもたちにとって快適な学習環境と安全が確保できますようご協力をお願いいたします。
特に正門および児童館門においては,不審者の侵入を防ぐために,
入校された際には,お手数ですが閉じておくようご協力をお願いします。

☆今年の夏も,猛暑続きの暑い夏でした。プール開放は8月に入ってからも,満員御礼といえるほどにぎわい,
子どもたちの歓声が毎日聞こえてきました。
プール開放に向けて,ご協力いただいた保護者の皆様,本当にありがとうございました。
事故もなくプール開放を終えることができましたこと感謝申し上げます。

23号で“イベント委員”と誤りがありましたことお詫びいたします。

H23.9.2
                                   

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